2008/06/30

「マイ・ブルーベリー・ナイツ」その1

いまさらですが、「マイ・ブルーベリー・ナイツ」
ウォン・カーウァイがアメリカを舞台にした、全編英語の作品。
しかも、その主演はあの、ノラ・ジョーンズ。初の映画デビュー・・・。

と、「どんな映画になるのかな?」的要素がいろいろでしたが、、、やっぱりウォン・カーウァイ節たっぷりで、いい意味で予想を裏切る、良作でした。

ポスターや公式サイトの表紙を飾る、このノラ・ジョーンズ演じるエリザベスとジュード・ロウ演じるジェレミーのキスシーン。
映画の中でもとっても印象的で、さすがウォン・カーウァイ監督!って感じの記憶に残るステキなキスシーン。
でも、この広告を飾るメインイメージが故、二人の恋愛模様がたっぷり・・といった映画をイメージしていた人も多いのでは?

ところが、そうでもないんです。

もちろん二人の距離感や感情の動きも、爽やかに描かれているんですが、ノラ・ジョーンズ演じるエリザベスが旅に出ている間、そこで出会う人々がこの映画にすごく良い趣を与えてくれてるんですね。
それぞれにとても興味を惹かれたし、「人間くささ」溢れる人達なのです。

・・・と今日はこの辺りで続きは次回!

(c)Block 2 PICTURES 2006

2008/06/19

「それぞれのシネマ」が8月、再び劇場公開!!

先日、興奮気味に紹介した超豪華なオムニバス映画「それぞれのシネマ」。

もちろん、先月中に観てきましたが、2週間と短い公開、、、見逃した方も多かったのでは??

そんな方に朗報!!

「それぞれのシネマ」が 8月2日から終了日未定で、渋谷ユーロスペースで公開します!!! ヤッタ!
詳細はコチラ

思わず、また観に行ってしまうかも・・・。

東京公開の後は、名古屋、大阪、札幌などで順次公開していく予定とのこと~。
朗報、朗報。

観てきた感想はまた後日!! 写真は印象的だった作品の一つ。「アナ」のワンシーン。監督はアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督の作品。

DVDも7月4日に発売ですっ!
公式HP 参加監督紹介

(C) 2007 Festival de Cannes- Elzévir Films. All Rights Reserved.


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2008/06/18

ショートショート フィルムフェスティバル アワードセレモニーに潜入!

6/15、ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2008のアワードセレモニー(授賞式)の会場に潜入?!してきました。

今年でショートショート フィルムフェスティバルも10歳。そして、ショートショート フィルムフェスティバル アジアは5歳を迎えました。
そんな記念すべき今年のフィルムフェスティバル、グランプリは同フェスティバル史上初となる日本作品が受賞しました。
「胡同(フートン)の一日」という作品で鈴木勉監督の監督作。

再開発が進み、歴史ある街並みが姿を消そうとしている"胡同"。その"胡同"の町を舞台にたくましく生きる人々の姿に心を動かされていく青年を描いた作品とのこと。

会場では豪華な審査員陣が審査の感想や受賞者の発表をしていました。
中田英寿さん、大沢たかおさん、押井守監督、宮本亜門さん、掘北真希さん、土屋アンナさん
などなど。。。

そして各部門の受賞者もインターナショナル。
賞の合間に4つのショートフィルムも上映。招待客を飽きさせないような演出。

特別賞は、
7館の上映から全米で2000館の劇場での上映にまで拡大し、全米で大ヒットを巻き起こした「JUNO/ジュノ」のジェイソン・ライトマン監督とプロデューサーのダン・ダビッキ氏が受賞。ジュノ役を演じたエレン・ペイジがお祝いコメントを寄せていましたが、面白いジョークを連発してました。
ちなみに監督も声出して笑ってました。「最近何だか歯並びが良くなったけど、何かした?」とか「ショートショート フェスティバル」に呼ばれてるそうだけど、普段から彼らはいつも、かなりのショートパンツを着ていて、やけに似合う」とか・・。

ライトマン監督は2001年にショートショート フェスティバルに作品を出品して、入賞を果たしていたそう。
長編2作目で今回の大ヒット、さらには各国映画祭での受賞、アカデミー賞での作品賞、監督賞、主演女優賞、脚本賞など4部門ノミネート・・・とは、、、驚!です。

そんな訳で、ショートショートフィルムフェスティバル、来年にも期待しましょう!!

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2008/06/17

注目映画:ケンローチ監督最新作『この自由な世界で』

映画を観たいと思うときの動機、「ストーリーが面白そう」、「出ている俳優が好き」、「前評判がいいから」
人それぞれありますよね。
私の場合は「あの監督の監督作だから…」という動機で観に行くこともやはり多いかも。

その最たる例といえば、大好きなケン・ローチ監督。
(唯一、映画通.comの中でも監督名でカテゴリを作っていたりして。)

偶然なのか、必然?なのか、ケンローチ監督の最新作を紹介しようと思った今日は、なんとケン・ローチ監督の誕生日でした!
信じられないですが、もう今日で72歳!!!

ケン・ローチ監督はほとんどの作品がイギリスの労働者階級や移民たち、彼らの日常を描いたもの。

大作映画のような華やかさなどは微塵もなく、常に非常に近い目線で人を見つめ、人の心の機微や、どうにもならない現実のもどかしさ、絶望と希望を監督ならではの描き方で、映画にしている気がします。
「マイ・ネーム・イズ・ジョー」のコラムでも書いたことですが、「人」に対する愛情がこれほど感じられる監督は稀有だと思うのです。

そんなケン・ローチ監督の最新作『この自由な世界で』が8月、シネアミューズ他で公開予定です!!
嬉しい!!

ケン・ローチ監督と言えば・・・のポール・ラバティ氏が今回も脚本を担当、この『この自由な世界で』は2007年のベネチア国際映画祭で最優秀脚本賞も獲得しました。

舞台はロンドン。主人公のアンジーはシングル・マザー。ある日、働いていた職業紹介所をクビ になった彼女は、ルームメイト一緒に自分達の職業紹介所を立ち上げる。
ある日、不法 移民を働かせる方が儲かることを知り・・・・といったストーリーとのこと。

非常に楽しみ。ぜひ試写で一足早くみたいなあ。。。。

ぜひ、皆様過去のケンローチ監督作、DVDなどでご覧下さい!オススメです。

『この自由な世界で』公式サイト

(C) Sixteen Films Ltd, BIM Distribuzione, EMC GmbH and Tornasol

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2008/06/07

「美しすぎる母」公開スタート

以前、映画通.comでも紹介した「美しすぎる母」
今日6/7(土)よりBunkamura ル・シネマ他で全国順次ロードショーです。

優美な映像と複雑すぎる人間の感情と事実を基にした衝撃的なストーリー・・・・

photo:(c) Lace Curtain, Monfort Producciones
and Celluloid Dreams Production

オフィシャルサイト

評価:★★★★☆

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2008/06/01

注目作「イースタン・プロミス」の意外な見所・・

6月14日から公開する映画、「イースタン・プロミス」

関係者の方にお話を聞いたところ、この映画は・・
超、超、傑作!!だそう。

監督はデヴィッド・クローネンバーグ。 というだけでも映画ファンは期待してしまうところですよね。
映画そのものの面白さもそうだし、ヴィゴ・モーテンセンの演技も、ナオミ・ワッツの演技も、非常に素晴らしいそう。

そして、見所は「
ヴィゴ・モーテンセンの全裸ファイト」らしいです。笑
全裸でファイトですよ。笑

助産師のアンナ(ナオミ・ワッツ)が働く病院に、身元不明の少女が運び込 まれ、その少女は女の子を産んだ後、すぐに息を引き取ってしまう。
アンナは、孤児になってしまった赤ちゃんのために、少女の身元を探そうと、残されたロシア語による日記とその中に挟まれたロシアン・レストラン のカード。
それを頼りにレストランを訪ねると、謎めいた男ニコライ(ヴィゴ・モーテンセン)と出会う。彼は、ロ シアン・マフィア<法の泥棒>の運転手。 
アンナは日記によって人身売買の秘密を知ることになり、知らず知らずに危険な状況に身を置くことになってしまう・・・といったストーリー。

ヴィゴ・モーテンセンがアカデミー賞の最優秀男優賞にノミネートされたほか、各国で数々の作品賞受賞やノミネートを獲得、その数、7冠、35賞ノミネート・・・
うーん、期待大!
  (c)2007 Focus Features LLC. All Rights Reserved.

公式HP
6月14日からシャンテ シネ、シネ・リーブル池袋ほか全国公開。

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