2008/08/11

「マイ・ブルーベリー・ナイツ」その2

その1から随分日が経ってしまいましたが・・・「マイ・ブルーベリー・ナイツ」その2を。

「マイ・ブルーベリー・ナイツ」のストーリーは・・
恋人にふられたノラ・ ジョーンズ演じるエリザベスは彼が行きつけだったカフェに乗り込む。それをきっかけに、カフェのオーナー・ジェレミーと語り合いながら、彼が作る ブルーベリー・パイを食べるのが日課に。。。。
ある日、エリザベスは ニューヨークから突然姿を消して、あてのない旅を始めて・・・といったお話。

私のお気に入りのシーンは、2人がなぜかそれぞれ違う場所で、同じタイミングで鼻血を出してしまうというレアな状況の後、鼻血を抑えながらおしゃべりするシーンとジュード・ロウ演じるジェレミーが、昔別れた彼女と店の前で何年ぶりかに会い、おしゃべりするシーン。
前者はその演出の遊び心がなんとも楽しかったし、微笑ましくって。
後者はそこに漂っていた空気感というか、本来なら心地よくないだろうシチュエーションだったのが、
なぜか二人の間にはとっても心地よい距離感があって、、、何だか良かったのですね。

映画の中では、旅をしている間のエリザベスの感情は、それほど多く語られません。
それよりも長い旅の中で出会う人々が抱える哀しみ、愛情への渇望、喪失感はしっかりと描かれ、
それを見守る彼女(同じ様な気持ちで見つめる私達観客)、そんな構図です。

鮮やかで印象的な映像美、
ふとした行動の裏に込められた想い(またその表現の仕方が心ニクイ)、
それらが時にぎゅーっと切なくさせ、時にじわじわーっと温かさ体いっぱいに広がるような、
そんな良い映画でした。


それにしても、レイチェル・ワイズ・・・・・美しかったデス!!


評価:★★★★☆

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