2008/05/13

「しあわせのかおり」

今年秋公開予定の映画「しあわせのかおり」の試写を観てきました。

いや~、良かった。
自然にすーっと感情移入するお話で、
なんでもないシーンでも涙が出てしまう。
もの凄ーーく温かい映画なんです。
藤竜也さん演じる料理人・王さんも、中谷美紀さん演じる貴子も。

舞台は石川県の港町。
王さんは「小上海飯店」を営む中国人料理人。貴子はデパートへの出店を要請しようと訪れますが、王さんに即座に断られます。しかし、貴子は諦めない。お客として店に通ううち、その料理のあまりのおいしさに、心から味わい、毎度毎度幸せそうな笑顔を見せる貴子。
ある時、王さんのお店の存続の危機を知り、貴子は一大決心をします・・・・。

藤竜也さんはこの役を演じるにあたり、約4ヶ月にも渡って料理のレッスンを受けたそうです。
中谷美紀さんも相当の期間のレッスンを受けたそう。
もちろん、映画中の料理のシーンは本人がやっているそうです。
その料理シーンも見所の一つ。

親子ほど年の離れた、元は他人同士の二人。
でもそこにはとっても真っ当で温かくて、熱い「心」がありました。

心を込めて料理を作る「心」、おいしいもので幸せを感じる「心」、料理を作り続けたいと思う「心」、
大切な人を支えたいと思う「心」、家族を思う「心」
真の「心」ばかりがこの「しあわせのかおり」の中には溢れていて、
涙が自然とこぼれてしまうんです。

たくさんの人に観て欲しいと心から思った映画です。
こういう映画の感動や温もりこそ、多くの人に味わって欲しい。
心のこめられた料理(映画)というのは、本当に人の心を幸せにするものですね。

(c)2008「しあわせのかおり」製作委員会


公式HP

藤竜也さんロングインタビュー「パーソンアップ」

評価:★★★★☆(4.5)

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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

「しあわせのかおり」のアナザーストーリーとして同じ石川県の珠洲市を舞台に、三原監督がショートストーリーを制作しました。

5分ものの12話で、7月下旬よりネットで順次公開していきますので、どうぞ見てやってください。

幻の黒い器に魅せられた睦美が、珠洲焼の師匠のもとでの修行の日々を描いたものです。

R.K さんのコメント...

珠洲ドラさん
 貴重な情報コメントありがとうございました。
 5分ものの12話という構成が珍しいですね。