2009/04/20

恐るべし!な兄弟監督といえば・・・

兄弟監督といえば、まず皆さん名が浮かぶのはコーエン兄弟でしょうか。
日本でも世界でも幅広い層のファンがいて、
作品もひとひねりもふたひねりもあって面白い。
カンヌ映画祭も常連、兄弟監督のアメリカ代表選手。

ヨーロッパ代表選手といえば、
日本ではコーエン兄弟ほど有名ではないですが、
ベルギーのダルデンヌ兄弟。
こちらもかなり「凄い」兄弟監督ですね。

カンヌ映画祭は同じく常連。
もう常連というだけでなく、なんと4作連続の主要賞受賞という快挙を成し遂げている
凄い兄弟なんです。
そして、史上5組目になる2度のパルムドール大賞まで受賞しています。
※受賞作品は 「ロゼッタ」と「ある子供」

ちなみに、ダルデンヌ兄弟の2作目、92年の「あなたを想う」という作品では、
会社側の圧力によって妥協の連続だったそう。
ふたりには“全く”満足できない作品となってしまったそうです。
映画として世に出るものが意に反して全く満足できない作品となるとは
なんとも耐え難い話ですね。
そして、その失敗に懲りた二人は、次作「イゴールの約束」では
決して妥協しない環境で映画を製作したそうです。

その妥協の無さは「息子のまなざし」からもまざまざと観せつけられた感があり、非常に衝撃を受けました。
その時、私の記憶の中にガツンとその名を刻んだダルデンヌ兄弟。
(お兄さんはジャン=ピエール・ダルデンヌ、弟はリュック・ダルデンヌ)

二人の最新作は

2008年にカンヌ映画祭で4作目の主要賞になる脚本賞を受賞した「ロルナの祈り」。
上映終了した地域も多いですが、
まだまだこれから映画館で上映する地域もあります。

21世紀を代表する・・とも言われるダルデンヌ兄弟の監督作品を
未だ観たことのない方は一度ぜひ。
私も映画館で観ることができなかったので、
DVDになるのが楽しみな作品のひとつ。

公式HP

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