2008/01/15

「セントラル・ステーション」

 監督はウォルター・サレス監督。ブラジル映画。
 ウォルター・サレス監督は、若かりし頃のチェ・ゲバラを描いた映画 「モーターサイクルダイアリーズ」の監督でもあります。  
 なかなか珍しい設定ですが、おばさん(毒舌、最初は性悪!)と少年が一緒に旅をするロードムービーです。 

 代筆行をしている主人公ドーラの所に母子がやって来て、消息不明の父にあてる手紙の代筆を頼むのです。彼女は代筆しても投函しないで捨ててるんですけどね。
 その直後に母親が車に引かれ、亡くなってしまう。そしてドーラはしぶしぶながら、少年ジョズエの面倒をみ、父親を探しに旅に出ることになるのです。
 
 物語が進むにつれ、この薄情だったドーラにどんどん人間味、優しさが出てきます。その変わっていくさまが、ごく自然。次第に表情がすごく柔らかくなっていくんです。
 なんとも言えない二人の間に生まれた温かい空気、、思わずこの旅が終わって欲しくないという想いにかられます。
  
 ドーラの手紙、詳しくはネタバレになるので書けませんが・・・・泣かされます。。。

評価:★★★★☆

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