2008/01/15

「ダンサーインザダーク」

 2000年公開のデンマーク映画。これは好みが両極に分かれる映画ですよね。。 監督は「奇跡の海」と同じく、ラース・フォントリアー監督。
 人気シンガー・ビョークが主演をして、話題になりましたね。さらにカトリーヌ・ドヌーブが助演という贅沢さ。
 私は好きです。あまりに悲劇すぎて、納得いかん!と思うところもありましたが・・・。見終わった後の衝撃が強くて、映画館を出てもなかなか映画の世界から戻れなかったのを覚えています。
 
 主人公セルマの純粋無垢さに救われるのでしょうか。 悲しいばかりの映画ではなくて。自分の息子に対する無償の愛もそうですが、彼女が「愛する存在」は何も実在するものだけじゃなくて。
 セルマのように音楽という「それ」を確かに持っていて、そしてそのことをはっきり認識している人というのは、強いなと思いました。 
 
 この映画の極限の時のセルマの描き方が心に刺さりましたね。
そんな極限の時でさえも、だからこそなのか、大好きな「歌」とその想像の世界で必死に恐怖を紛らわしている姿・・・、忘れられません。
 
 しかし、この映画、結構酔います(笑)。
 空腹で見ていたら途中で気持ち悪くなって、我慢できず途中席をたち、うつろな顔で売店に駆け込んでしまいました!  
 たぶん、酔った人は私だけじゃないはず・・・。 

評価:★★★★☆

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