2008/01/31

「コーヒー&シガレッツ」

  ジム・ジャームッシュ監督の11話のショートストーリー詰め合わせの映画でしたが、なかなかようございました!
 「肩肘はらないで、見に来てよっ」的な遊び心が感じられるクスクスっと笑うお話達の数々。

 フレンドリーを装いながら、内心とっても気まずかったり、ドキドキしていたり、お互い探り合ってたり。ジャームッシュ監督の「ナイト・オン・ザ・プラネット」でも堪能した「会話」のみの映画。
 コーヒーをすすり、タバコを吸い、「究極のリラックスムービー」というコピーも頷ける、まさに一服ムービーとでもいいますか。
 
 それぞれの話の2人もしくは3人の距離感と会話との関係性を考えながら観たりするのが、リアルの世界で人間観察してるようで、面白い感覚でした。
 なにげなない雰囲気や時間を作り上げるのがやはり上手いなあ・・・とジャームッシュ監督には感心します。  

 登場するキャストは本当に豪華なんですが、トム・ウェイツとイギー・ポップが語るお話や、ケイトブランシェットがいとこ同士の役で一人二役を演じるお話・・などなど、嬉しい「遊び心」が詰まってました!

 主題歌「LuiLui」が映画を見た翌日、翌々日・・・としばらく頭の中をリピートしまくり、、でしたよ。

評価:★★★☆☆

0 件のコメント: