
ボスニアとセルビアの中間地帯の「NO MAN'S LAND」に取り残された、争いあっている両軍の兵士2人の駆け引きに始まり、さらに、ひょんなことからそれ以上の身の危険の緊張感を味わう事になり・・・。次第にお互いに親しみにも似たような感情が沸いてきたり・・しちゃうのです。
兵士も戦争に巻き込まれた犠牲者の一人であること、マスメディアに対する風刺、、、などなど、戦争があさはかでばかげた事だという事をあえてさらっと伝えてます。
ダニス・タノヴィッチ監督は実際にボスニア軍に参加していたり、300時間以上もの映像を撮影し、ドキュメンタリーとして発表したり していたそうです。それが故に、戦争が本当に無意味で、くだらないということを、こういう形でわかりやすく映画として表現したかったのかなと思いました。
軽快な流れで進みながらも、ずしりと重いメッセージを伝えてくる、いい映画でした。
評価:★★★☆☆
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