2008/01/23

「ボーイズ・ライフ」

 レオナルド・ディカプリオの主演作・出世作。アカデミー賞の主演男優賞に当時最年少で、ノミネートされたんじゃなかったかな、と記憶してます。まさに、ロバート・デニーロがかすんで見えるほど、いい演技をしてました。

 実在の小説家の少年期の実話で、暴力的な、母親のパートナーから逃げ、ついに新たな土地で一から新しい生活を始めた、母と息子のトビー。
 しかし、母親がまた恋に落ち、結婚する事となった相手は、実はとても威圧的で、暴君で、支配的な男だったのだ。 
 そこに行き場のない怒り・反発心を抱えながら、田舎の街を自力で出て行く事を夢見る・・・という様なお話。

 レオナルド・ディカプリオの『目』『表情』、今でも強く脳裏に焼きついています。言葉よりも多くを語り、伝わってくるものがありました。
 多感な時期の様々な感情、それは、義父への何ともいえない憤りや絶望感であったり、将来への希望であったり、その年齢ながらの見栄であったり。

 印象的なラスト、について語りたいけど、見ていない人の為に、、ここは我慢っ。
 憤りだらけの状況に加えて、この年頃だからこその心の葛藤がよく描かれていて、なかなかの良作、と思います!


評価:★★★☆☆

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