2008/01/15

「スモーク」

 95年に公開した米映画。日本でもファンの多い作家、ポール・オースターの作品が原作。彼が脚本も担当しました。

 スモーク、大変渋くて!いい映画ですね~。私の好きな俳優の一人、ハーベイ・カイテル主演。N.Y.、ブルックリンのとあるタバコ屋が舞台です。

さりげなく、ところどころに憎い位の素敵なエピソードがあり、もうその散りばめ方の上手さに酔いしれてしまいます。
 好きなシーンは、主人公オーギーが、同じ交差点で毎日同じ時間に10数年以上写真を撮り続けていると語るシーン。
 「同じ写真は1枚もない」といって誇らしげに話すシーンが大好き。
 
 そして、要所要所でつかれる「嘘」が何らかの効果を発揮したりして。この映画の中の「嘘」は、どれも思いやりがあって。憎めない嘘。
 

 最後の締めくくりで見せられるストーリーは、拍手したいほどの素晴らしき演出!
 おばあさんとオーギーが顔を寄せているあのショット、思わずこちらもニヤリとしてしまうほど、最高です!!

評価:★★★★☆


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