
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」や「ドッグ・ヴィル」など話題作、問題作?を手掛けたラース・フォントリアー監督の作品でエミリー・ワトソン主演。
(ちなみにこの監督、大の飛行機嫌い。ゆえにアメリカに行ったことはないそうデス。もちろん日本にも来ないでしょうね・・。)
この作品はカンヌ映画祭で審査員特別グランプリ、ヨーロッパ映画賞でも3部門を受賞しました。
主演のエミリー・ワトソンはこの映画での迫真の演技が好評で、アカデミー賞の主演女優賞にもノミネート。
純真無垢な主人公ベス、その婚約相手のヤンが事故で全身麻痺になってしまった。もうベスを抱く事ができないヤンは彼女に、
「他の男を自分と思って、抱かれ、その話を自分に聞かせろ」といいます。そうすれば彼女を抱けない苦痛、自分に降りかかったこの事実をせめて受け入れ、生きていける、と。
彼を救う術と信じ、彼女はそこからどんどん壊れていきます。その姿は誰しも目をそむけたくなるほど。それが彼女の愛している証なのか、どうしてそこまでできるのか、と観ていて本当に辛くなってきました。
ただ、観ないほうがいい?と聞かれると「No」と言うかもしれません。「痛み」に目を背けない事も時には必要なのかもしれないなと。
元気がない時は見ないで下さい。ますます、元気がなくなります(笑)。
この監督の作品はたいていそうですが、賛否両論の出る作品だと思います。
主人公を、よくいじめますね。ホントに。
この映画を見ると、先に書いたコラム「アメリ」の主演にエミリー・ワトソンでは違和感を感じる気持ち、わかってもらえると思います!
評価:★★★☆☆
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