
どの話もドライバーと客は生活環境も考え方も違いそうな人達。「こんなタクシーに乗って参ったなー」と思っている客も、「変な客乗せちゃったなー」って運転手も、徐々になんとなく親しみを覚えていくあの感じがいい。 パリとローマはちょっと違いますが・・。
パリのお話では最後まで距離感があり・・・、ローマのお話は運転手のワンマンショー!!(しかしかなり笑えます!エロな運転手!)
言葉のひとつひとつ、しぐさ、表情にこちらも想像をはりめぐらし、あらすじだけで楽しませる映画じゃないところがまたいいのですね。 五感を刺激する感じ。
そして、ふとした一言に真理が詰まっていたりして。
トム・ウェイツの音楽がまた良くて、見終わった後、何だか優しい気持ちになるような、そんな不思議な効果がある映画。

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