
そして、脚本は同監督の「sweet sixteen」と同じ、ポール・ラバティ。
パキスタン移民2世の男性(カシム)とカソリックの高校で先生をしているアイルランド人女性(ロシーン)のラブストーリー。
カシムの父親は厳格なイスラム教徒で、カシムに対して、イスラム教徒以外の女性との結婚は許しません。カシムは家族を失うことになるのか、彼女を失うことになるのか、苦しい選択に悩まされるのです。
家族が共にいる事を非常に重視している父親。父親に限らず、家族みながお互いを思う気持ちの強さがとても伝わりました。
ただ、カシムとロシーンの二人の恋愛においては、内面や葛藤の描き方が少し物足りなかった気がします。いろいろなエピソードを詰め込みすぎてしまって薄らいだような・・・。
ケン・ローチ監督は、この映画の次作でケン・ローチ監督の他、アッバス・キアロスタミ監督(カンヌでグランプリを取った「桜桃の味」の監督です)、エルマンノ・オルミ監督(「木靴の樹」の監督)といった、名匠3人による3話オムニバス映画「明日へのチケット」のうちの1話を監督。
列車内を舞台に偶然乗り合わせた人達のドラマ。
この「明日へのチケット」もそれぞれの3話が「さすが!」という映画達で非常に良かったです!!
ケンローチ監督ファンもそうでない方も、ぜひ!
評価:★★★☆☆
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